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◎「花のまち飛鳥山探訪」

地域探訪シリーズ
(2009年3月25日(水))

1  主催:日本文化体験交流塾

2  日時:2009年3月25日(水)9時45分~16時30分

3  会場:北とぴあ(北区王子1-11-1、王子駅北口より2分)、ほか

 
江戸時代の飛鳥山
江戸時代の飛鳥山図
石神井川
石神井川図
現在、両岸から桜が川に迫る
河岸桜図
徳川吉宗は、長期不況から脱するため、新田開発を含む様々な国土開発を行ったが、公園整備もその一つでした。吉宗創設の飛鳥山公園は、東京を代表する桜の名所として、長く人々に愛されてきました。また、江戸は、100万人の人口を持ち、花見にとどまらず世界有数の観光都市でした。江戸の観光事情や吉宗、大川越前の改革を歴史家安藤優一郎氏がお話します。
また、飛鳥山公園周辺に点在する様々な史跡や観光資源を町歩きで紹介します。とりわけ、約3キロの石神井川沿い桜並木は、都内有数の花見どころとなっており、一端を歩きます。
 

【内容とスケジュール】

時間 講座 内容
9時45分~
11時45分
安藤優一郎氏のお話 テーマ「江戸の観光と飛鳥山」(北とぴあ7階第2研修室)
12時00分~
12時20分
  北とぴあ、17階の展望ロビーより、地域全体を概観
12時30分~
13時30分
 オーガニック料理のお店「Tagen」特製ランチ 王子駅近くのジャズの生演奏もあるお店です
13時30分~
16時30分
グループに分かれて地元ガイドによる「まち歩き」 以下は、見どころです。

その1:飛鳥山公園と「紙の博物館」、「北区飛鳥山博物館」、「渋沢史料館」
「渋沢史料館」に入館し、学芸員の説明を受けます。渋沢栄一は、日本の財界の創設者であり、日本の近代経済社会の基礎を築いた人物であるとともに、明治以降のこの一帯のまちづくりに大きな影響を与えた人です。また、国指定重要文化財の建物「晩香廬」とコレクション青淵文庫(平日は非公開)を特別に見学します。さらに、当日は、「渋沢家の雛祭り」の特別展示もあります。

その2:王子神社と稲荷
・王子神社 地名の由来となった、中世に熊野信仰の拠点になった格式の高い神社
・王子稲荷神社  有名な落語「王子の狐」(参考)の舞台。人と動物のユーモラスな関係が表れている。
・装束稲荷  広重の「王子装束ゑの木 大晦日の狐火」でも紹介された稲荷。

その3:花見と休憩(お茶とお菓子)
・石神井川に沿って、名所・史跡を訪ねながら花見をします。   
・芝生で、花見。おいしいお茶を提供するとともに、「扇屋」の厚焼玉子や、「石鍋商店」の久寿餅(くずもち)など、江戸時代以来の老舗の味をご賞味ください。

 
◆講師 安藤優一郎氏の紹介
安藤氏画像
文学博士(早稲田大学)。NHK、JR東日本、JTBカルチャーサロン等の講座講師。著書「江戸の養生所」(PHP出版)「観光都市江戸の誕生」「徳川将軍家の演出力」(新潮新書)「江戸城・大奥の秘密」「幕末下級武士のリストラ戦記」(文春新書)「江戸のエリート経済官僚大岡越前の構造改革」(NHK新書)、「大名屋敷の謎」(集英社新書)、「将軍家御典医の娘が語る江戸の面影」(平凡社新書)ほか
 
◆落語「王子の狐」
ある男が王子の原で、狐が若い娘に化けるのを見た。誰を化かすのだろうと、周りを見回すと自分一人しかいない。化かされるくらいなら、こちらから化かしてやろうと算段し、「お玉ちゃん」と、声を掛けて料理屋”扇屋”に入る。二階の部屋に入り上座に座らせ、あぶらげでなく天ぷらを注文。男は刺身と酒を頼んで、差しつ差されつ、やっているとお玉ちゃんは安心して酔いつぶれ、床の間を枕に寝込んでしまう。見計らった男はお土産の卵焼きをもらって、ドロンしてしまった。

だいぶ寝込んだお玉ちゃんを起こしに行った女中が、お連れはもう帰ってしまったし、お勘定はあなた様からもらえと言われたと告げると、ビックリしたお玉ちゃん、尻尾を出してしまう。それを見た女中はもっと驚いて、階段を股が裂けるほどの勢いで飛び降りてご注進。みんなで上がって見ると狐が考え込んでいた。部屋の狐をとっちめてやろうと 棒きれを持って飛び込むと、狐は必死に逃げ回り追いつめられると、”狐の最後っぺ”を発射して這々の体で逃げ延びた。
そこに主人が帰って来た。この話を聞いて、「お稲荷さんのお使いに何と言うことをしたのだ。誰のおかげで、この店があるんだ。厄払いにお稲荷さんにお詫びに行くぞ」。

翌日、謝りに狐と会った所に手土産を持って訪ねると、子狐が遊んでいた。子狐に事情を話し、お詫びの印だと土産を渡す。 さんざんいじめられて苦しんでいる母狐に、今人間がきて謝りながらこれを置いていったと渡す。「人間て執念深いんだね」と警戒しながら開けてみると、美味しそうなぼた餅が出てきた。子狐は盛んにほしがるが、母狐は「いけないよ。馬の糞かもしれない」。
 
◆扇屋の厚焼玉子
扇屋は、慶安元年創業で「江戸名所図絵」などにも書かれている。古書に「料理屋の折り詰めは扇屋より始まれり」と書かれている。扇屋名物厚焼玉子きは、すぐ売れて入手できないことが多い。
 
【料金と申し込み】
定員:先着45名様

・一般の方
受講料:5,000円(昼食代、甘味代、入館料込み)

・NPO日本文化体験交流塾会員の方
受講料:4,300円(昼食代、甘味代、入館料込み)

「講座の申し込み方法」

講座申込ボタン
左ボタンのページで、クレジットカードにより、事前に受講券をお求めください。
なお、万一、そのページでご注文が出来なかった場合は、「ご希望の講座・セミナー名」「お名前」「住所」「電話番号」をお書きになり、info@ijcee.comまでメールを送信ください。あわせて銀行口座、「三菱東京UFJ銀行神保町支店 特定非営利活動法人 日本文化体験交流塾 理事長 米原亮三 (ニホンブンカタイケンコウリュウジュク リジチョウ ヨネハラリョウゾウ) 普通口座0017886」までお振込みいただきますと、メールにより受講券を発行します。
 

【アクセス】
会場:北とぴあ
http://www.kitabunka.or.jp/data/sisetu/map/map001.htm
北とぴあ地図

 
【お問合せ先】
Tel:090-1607-5099 (米原)、または 080-3313-1107(菊地)まで
Mail:info@ijcee.com



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